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和歌山県御坊市にある設計事務所_ワークス

01NOAH(ノア)〜新設可動連絡橋

御坊市福祉センター耐震補強改修工事1

御坊市福祉センター耐震補強改修工事2

御坊市福祉センター耐震補強改修工事3

御坊市福祉センター耐震補強改修工事4

御坊市福祉センター耐震補強改修工事5

御坊市福祉センター耐震補強改修工事6

御坊市福祉センター耐震補強改修工事7

御坊市福祉センター耐震補強改修工事8

御坊市福祉センター耐震補強改修工事9

御坊市福祉センター耐震補強改修工事10

02:外部廻り 改修前〜改修後

御坊市福祉センター耐震補強改修工事1

御坊市福祉センター耐震補強改修工事2

御坊市福祉センター耐震補強改修工事3

御坊市福祉センター耐震補強改修工事4

御坊市福祉センター耐震補強改修工事5

御坊市福祉センター耐震補強改修工事6

御坊市福祉センター耐震補強改修工事7

御坊市福祉センター耐震補強改修工事8

02:内部廻り 改修前〜改修後

御坊市福祉センター耐震補強改修工事1

御坊市福祉センター耐震補強改修工事2

御坊市福祉センター耐震補強改修工事3

御坊市福祉センター耐震補強改修工事4

御坊市福祉センター耐震補強改修工事5

御坊市福祉センター耐震補強改修工事6

Photo By Yonekazu Shibamoto

御坊市福祉センター耐震補強改修工事

コメント

  • 和歌山県が直面する大きな課題、やはりそれはなんといっても南海トラフを震源とする巨大地震が発生した場合の災害への備えと対応。私の住む御坊市もそのことが日常的な話題となり、市をあげての課題の一つになっています。今回の改修工事の対象となった御坊市福祉センターは市役所の斜め前に存在する施設ですが、市内における数少ない高さのある建物の一つです。その屋上を津波襲来時の一時避難場所にすることが、施策として決まり本改修工事へとつながりました。またこれこそが今回の目玉となったアイデアでしたが、隣接する御坊商工会館屋上との間に新たな連絡橋を設置するという案。一見するとびっくりするようなアイデアですが、実は商工会館と福祉センターはほぼ同じ高さ(商工会館のほうが少し低い程度)であり、ここに連絡橋を架ければ相互避難が可能となるなど様々なメリットを生むというのが市の発想の原点です。但し、福祉センター側の耐震要素を判定した結果、補強要となりいわゆる耐震ブレースの設置や耐震壁の増設、及び耐震スリットの配置など、万全の備えを期しました。また大変難しい要望であった連絡橋ですが、レールを兼ねた巨大な鉄骨梁を架け、その上に可動式トロッコを走らせ双方の建物間を往来、これにより要望の具体化を実現しました。尚、商工会館側には連絡橋自体の荷重や応力は一切伝達していませんので、ともに独立した構造で存在しています。私たちはこの懸け橋となるトロッコをNOAH(ノア)と名付けました。いわゆる旧約聖書に登場するノアの方舟をまさしくイメージしたものですが、命をつなぐ方舟、そんな想いでデザインし、設計しています。この他の改修としては、元々4階までであった外部階段を屋上階まで延長、劣化を防ぐため亜鉛メッキ処理を施した鉄骨階段としました。屋上スラブも避難者を大勢のせるために補強、また竣工当時から一度も改修されていない防水層や外壁塗装もやりかえたり等、防災拠点にふさわしい施設としての再生を果たしています。内部については浸水想定高さをクリアしている3階以降へ新たな機能を備えた室や機材を配置しました。避難場所としての実行性をあげるシャワー室新設や、津波等で一時的に電源を失った際に起動する自家発電機の設置、また最近の公共トイレではごく当たり前になっているオストメイト対応便器の設置など。決して来てほしくはない災害ですが、その時のための備えを行うのは公であれ民であれ同じだと思います。一人でも多く高い意識を持って今後も防災活動に取り組んでいければと思います。尚、今回私たちの事務所では設計業務のみを担当し、工事監理は別の建築士事務所が担当されました。工事竣工まで関わって下さった多くの方々に改めて感謝いたします。

基本データ

  • 建 設 地:和歌山県御坊市
  • 構造・規模:鉄筋コンクリート造(4階建)
  • 改修設計対象:防災拠点としての内外部改修及び耐震補強と可動連絡橋の新設
  • 改修対象面積:1,422.97㎡