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和歌山県御坊市にある設計事務所_和歌山の家づくり

和歌山の家づくり

和歌山と言えば、やはりまずはこれからです。地震対策・・・そのポイントはおおよそ次の通り。


Ⅰ:地盤の調査は必ず行い、必要な場合は建物に見合った地盤補強をしっかり行いましょう。


木造2階建までの場合の地盤調査:スウェーデン式サウンディング試験が多用されます。


サンプリングポイントは通常4~5ヶ所。サンプリングポイントは通常4~5ヶ所。費用:6万~9万円程度。費用:6万~9万円程度。


木造3階建・鉄骨造・RC造の地盤調査:ボーリングによる地盤調査が多用されます。


サンプリングポイントは通常1ヶ所。サンプリングポイントは通常1ヶ所。費用:20万~25万円程度。費用:20万~25万円程度。


地盤調査の報告書をベースに補強が必要かどうかの判断を行います。


通常の場合、ほとんどのケースでなんらかの補強を行う必要性が出てきます。大事な建物を守るためには、それに要するコストは十分に確保しておきましょう。地盤補強の方法として代表的なものを挙げると①柱状改良コラムの打込み ②鋼管杭の打込み ③地盤改良材による補強 ④PHS杭の打込み

※基本的に木造の2階建住宅を想定して解説します


Ⅱ:耐震性をより確保するためには品確法による耐震等級Ⅱ以上を目標にします。

  • 耐震等級Ⅰとは:極めて稀に発生する地震(震度6強から7程度)の地震力に対して倒壊、損壊せず数十年に一度発生する地震(震度5強程度)の地震力に対して損傷しない程度とされています(建築基準法で定める耐震性に同等=この基準を1.0と考えます)
  • 耐震等級Ⅱとは:耐震等級Ⅰの1.25倍の地震力に対抗できることです
  • 耐震等級Ⅲとは:耐震等級Ⅰの1.50倍の地震力に対抗できることです

(建築基準法に定める基準とは最低の基準という意味であり、これを上回ることが義務づけられています)

では、耐震性は何で決まるかといえば、それおおむね壁(耐力壁)の量で決まります

筋交い耐力壁代表的な耐力壁とその倍率(強さ)代表的な耐力壁とその倍率(強さ)


次に大事なのは、筋交いなどの耐力壁がバランスよく配置されていること


震災のニュースなどでよく聞く話ですが、1階のある面の間口がビルトインガレージや店舗などの大きい開口を要する部分に占有されてしまい、全く壁が設けられなくなりそれが倒壊の一員となったと思われるケース。狭小地などの条件下で、やむなくそうしたのだろうと考えられますが水平力を建物全体で対抗しようという観点からいえば決してバランスがいい形とは言えません。
耐力壁のバランス
新しい建築基準法では、建物の4方向の耐力壁のバランスをチェックすることが規定されています。無理な計画は耐震性の低下につながります。



このことからも、耐力壁がバランス良く配置されている計画を行うことが非常に大切になります。建築基準法ではそのバランスを考えた耐力壁の配置を検討することが規定されています。大きな開口部を設ける時などは、これらの配慮に十分気を使う必要があります。広々とした空間を確保しながら、バランスの取れた耐力壁配置によってその耐震性を確保する、これが重要なんですね。

柱と梁の接合部にはその力の働きに応じて金物による補強を行うことが求められています。

地震時に受ける水平力によって壁が変形し、柱に引き抜きの力が働くためであり、これを防ぐための手段です。ホールダウン金物といった名称で呼ばれる金物で、多種多様な製品が発売されています。

耐震性


上記以外にも耐震性を考えるにあたっての重要な項目はまだまだたくさんありますが、十分にそれらのことを踏まえた上で、建物の安全性を確保した設計を進めていきましょう。いつ来るか分らない地震に備えて、しっかりとした対策を講じることが命を守るための最大のポイントになります。

Ⅲ:台風への備えに対して配慮を怠らない

和歌山は台風の上陸や通過の頻度が非常に高い地域です。これを考慮に入れた形を考えましょう。

  • 雨戸を設ける(飛散物からガラスを保護する役割)風は南から東に進路を変える時が一番パワーがあります。その点に注意しましょう。
  • 雨戸を設けない場合は強化ガラスや合わせガラスで耐力を確保デザイン的に「雨戸はなぁ」と思われる場合は、ガラスにその役割を持たせましょう。木製の格子をデザイン的に処理し、飛散物からの保護の役割を持たせる形もあります。
  • 屋根材の選定、ディテール(細部)に十分な配慮を行うそして、屋根の下地材(タルキやモヤ)の施工に対しても金物で必ず補強する。

台風への備え

勿論、屋根だけではなくその他の部分(軒や外壁)についても十分な配慮を行いましょう。

Ⅳ:多雨多湿な地域であることへの対策(雨編)

50和歌山は統計的に見ても雨の多い地域です。やはりその対策には一手を講じておきたいですね軒を出すということは、実用面でもデザイン面においても少なからず有利に働きます。

  • 軒を深く出す(軒の少ないデザインは漏水への配慮がシーリング材にどうしても頼りがち)建築の材料には当然寿命があります。水の浸入を防ぐ意味でのシーリング材も同様です。それに頼らない形がなるべく望まれます。
  • 軒を深く出すことは外壁の保護にもつながっていく。
  • 陽射しを取り込む、さえぎる。夏の太陽高度は高く、冬は低い。軒の出はその調整役でもあります。
  • 奥行きのあるデザインがもてる。
  • 瓦(耐久性のある素材)との相性が良好。

多雨多湿 雨対策


自然現象を無理なく受け止めることが、建物の寿命を延ばすことにもつながります。

多雨多湿な地域であることへの対策(湿度編)

日本には梅雨という気象現象があります。長雨もそうですが、結露に悩まされることも多く、快適な生活や建物の寿命を延ばすのに、これにもやはり一手を加えたいですね。基本はやはり・・・

  • 風通しのいい家を作る(プラン上の配慮が必須)なるべく2方向以上に風が通る窓(道)を設ける。平面的・立体的にもそういった配慮を行う計画が大切です。風通しがいいということは何よりも気持ちがいいものです。

多雨多湿 湿度対策

  • 床下の環境を整える最近はベタ基礎の施工と基礎パッキング材により、飛躍的に床下の環境は改善されましたが、常に乾燥した状態であることが望ましいですね。シロアリ対策にも有効です。
  • 結露対策にはペアガラスの使用を新築時には相当な割合で普及しています。今や、これなしではあり得ない標準装備材です。


Ⅴ:県民性的からみた家づくりの形は?

和歌山県の県民性って知ってます?勿論必ずそうだとは限りませんが、おおよそこんなところみたい。一言でいえば温厚。よく働き、よく貯める。そして義理人情に厚い・・らしいです。決して悪くない県民性ですよね。どうですか、あなたは当てはまってますか?私は・・ぴったり、その通りです(笑)それらを総合して考えればとやっぱりこんな家づくりがいいかも(笑)

  • 開放的な家の計画にさすがに玄関の鍵をかけない家はめっきりなくなりました(笑)でも基本はなるべく開放的でありたいですね。心もすくすく育ちます(環境が大事です)都市部の場合は・・防犯面やプライバシーも考えると、外にハーフクローズ&内にオープン中庭的な手法で対応すれば、自然の取り込みにも一役、買います。
  • 吹抜を設ける・・・立体的な意味でも広がり感がプラス、より一層効果はあがります。
  • 地域コミュニティーを図れる計画に(例えば土間や庭・縁側的な要素を積極的に設ける)
  • 子供室は、小さいうちはフリーホール的なあつかいにしましょう。

県民性


Ⅵ:和歌山県のブランド紀州材

和今や誰もが知っている言葉ですね。これを是非とも利用していきましょう。木を切ることは決して自然を壊すことではありません。木を切り、そしてまた植える。それは山が健全な姿を保ち川や海の生き物を育てることにもつながります。地域の産業の発展に、和歌山を元気に、まずはここからです。

  • 地産地消の観点から紀州材(杉・桧)をより多く利用しましょう経済の基盤を整える上で大変重要なこと=地元が元気になることは世界共通の言語
  • 木造を主体に建築を考えましょう住みやすさやコストの面でも優位(木造は鉄骨造やRC造と比較してもコスト的に有利です)
  • 素地の色で使うよりは塗装を施して、昔見たようなそんなイメージもいい感じです比較的素地の色で使われることが多い、杉や桧。でも濃色に仕上た材もなかなかいいものです
  • 紀州材は試験データからも高強度、尚のこと一層の利用促進を図りましょう。
  • 和歌山県の政策で補助金制度も設定されています(※適用年度か否かの事前確認が必要です)


自然を守る、自然を慈しむ、そして自然を育てていく。私たちでないときっと出来ないことですね。

紀州材


Ⅶ:自然を取り込む

和歌山だからではありませんが、住環境の中に自然を取り込む。すごく大事なことだと思います。今では当たり前になってしまった言葉「癒し」・・その力を持ったものの一つが自然。是非とも住まいの中に、そして外にと、自然の気配を取り入れるよう工夫しましょう。外構には費用もかかりますが、建物もぐっと引き立ちます。いい写真が撮れますよ(笑)

  • 自然に恵まれた風土であるので、それを上手く取り入れましょう土地の購入を図る際は、出来ればこのことにも気を配りたいですね
  • それは生活の拠りどころに四季を感じられる風景を生活の周辺に取り入れましょう水や土、草花、川や海および山・・自然は優しい・・人の心も優しくなります
  • 限られた敷地であってもちょっと自慢の庭や植栽スペースを確保しましょう建物の周りには必ず空地が出来ます。これを積極的に利用しましょう。
  • 進めていかなくてはならない低炭素化社会(CO2削減)への実現にも少なからず貢献します

自然を取り込む


Ⅷ:伝統から革新を生む

和歌山は少なからず伝統のある地域。それを後世に繋げていくためには伝統から生まれる革新も必要。木材や土、竹や石、もっと効果的に大胆に使ってみるのも面白いのではと考えますそこから伝統をまとった革新が生まれてくると思っています

  • 土や砂利を積極的に使う家の外構などを考える時、案外コンクリートのお世話になっている家が多いですよね。コンクリートは必要だとしてもそのボリュームを極力減らしましょう。土と言えば昔からあるのが玄関の土間のタタキ(三和土)・・これもなかなかいいものですよ
  • 日高郡日高町に古くからある「黒竹」結構これもいい雰囲気を出します天井の廻縁や窓の内側に格子として利用、色合いもいい感じです
  • 木材をもっと大胆に身近にデザインしましょうリビングにソファ・・・これもいいですがちょっと低い目のテーブルをこしらえて団欒に利用。お酒をいただくシーンにはきっと映えると思います。

伝統から革新を生む

Ⅸ:和歌山の街に美しい建築文化を残して地域を盛り上げましょう

美しい街並みはその地域の財産になります。京都に始まり岡山の倉敷、近江八幡、奈良町・・数えればきりがないほど各地に存在します。古い時代のものが多いですが、これからも残していこうと思えば決して無理なことではありません。

画一的で、美とはかけ離れた住宅郡があちこちに存在し、街の美観を損ねているように思いませんか?少なくとも私たちの和歌山ではそうならないように、胸を張って自慢できるそんな建築を是非とも残していきましょう。子供や孫がそんな自慢話をしたくなる、素晴らしいことですよね(笑)

  • 品質・デザイン・性能それらが揃った三位一体型の住宅を是非目指しましょう。
  • それをかなえられるのは建築文化創作請負人である建築家です。


あなたにとって、家族にとって、地域にとって、そして和歌山にとって大切な、建築を是非作りましょう!

和歌山の街に美しい建築文化を残して地域を盛り上げましょう

和歌山っていいところ!だからこそ和歌山を再確認!

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